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東京モーターショー2009でのトヨタの出展の目玉が、世界初公開のFT-86コンセプト。「ハチロク」と聞いてピンと来た人も多いはずですが、名車「AE86」のリバイバルと言われる小型FRスポーツクーペです。

AE86は83年発売のカローラレビン/スプリンタートレノ(直4、1.5/1.6L)の兄弟車。すでに小型乗用車はスペース効率のいいFF(前輪駆動)の時代になりつつあったが、あえてFR(後輪駆動)でトヨタが世に問い、本格派スポーツカーの入門車として当時の若者の人気を集めました。今では半ば伝説と化しているモデルです。

「かつてハチロクと呼ばれたクルマがありました。トヨタにはスープラやMR-Sというスポーツカーがあったが、みんな姿を消してしまいました。私も1ファンとして、さびしい限りだった」。豊田章男社長はそう話します。「若者のクルマ離れというが、メーカーこそクルマから離れていました。どんな時代であれ、クルマ本来の楽しさを追求するのがメーカーの使命。86コンセプトは乗るほどに、もっと走りたくなるクルマです」と話しました。

86コンセプトはもちろん、AE86と同一クラスとは言い難い。全幅は1760ミリと3ナンバーサイズに拡大し、エンジンも2Lの水平対向(自然吸気)を積みます。しかし、あえてFR+6速マニュアルのフロアシフトという、今や絶滅危惧種になった基本設計は、十分に「ハチロク復活」を印象づけます。トヨタは「クルマ本来の運転の楽しさ、意のままにあやつるエモーショナルなFRスポーツ」と位置づけています。

徹底した低重心化、軽量化、コンパクト化を追求し、ピュアなドライビングプレジャーの実現を謳います。「ドライバーが主役になれるクルマ」に仕立てあげ、クルマを操る楽しさと所有する喜びを提案する新世代のエンジンと空力性能に優れた軽量ボディで、高出力と高い環境性能の両立を謳います。


なお、トヨタは2011年末にスバルと共同開発の小型FRスポーツカーを発売すると公表しています。
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