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スズキは、7代目となる軽乗用車「アルト」の販売を開始しました。

■全車エコカー減税の対象に

1979年の登場以来、軽自動車市場をリードしてきた「アルト」。2009年3月には世界累計販売台数1000万台を突破し、同年5月にはデビュー30周年を迎えた、まさにスズキの顔というべきアルトが、5年ぶりにフルモデルチェンジを実施し、7代目に生まれ変わりました。

7代目となる新型「アルト」は、「省資源・低燃費で気軽に使え、世代を超えて愛される軽自動車」をコンセプトとして開発されました。初代モデルから「運転のしやすさ」、「使い勝手の良さ」、「経済性の高さ」を受け継ぎ、「燃費性能」、「乗り心地」、「扱いやすさ」に磨きをかけ、毎日の暮らしに気軽に使える軽自動車となっています。

価格は、乗用タイプが73万2900円から115万7100円、商用タイプが67万7250円から88万4100円。月間7000台の販売を見込んでいます。なお、5段MT車は2010年2月からの販売となります。

■より親しみやすく

2009年の東京モーターショーに参考出品された「アルト・コンセプト」が、早くも市販モデルの新型アルトとしてショールームを飾ることになりました。旧型がやや無機的なスタイリングを特徴としていたのに対し、新型は柔らかいラインが目立つ有機的なフォルムに一新、より親しみやすいデザインとなりました。インテリアも、シンプルで心地よいデザインにまとめあげられています。

ボディサイズは、3395mmの全長、1475mmの全幅が旧型と変わらないのはいうまでもありませんが、全高は35mm拡大して1535mm(4WD車は 1545mm)となり、また、「ワゴンR」と同じプラットフォームを採用したことにより、ホイールベースも40mm増の2400mmに拡大しています。これにともない、前席のヒップポイントは10mm高められて運転席からの視認性が向上。また、後席の居住空間の拡大が図られたといいます。

ラインナップは、乗用タイプが「E」「F」「G」「X」の4グレード。Eがベーシックモデル、Xが最上級モデルとなります。駆動方式はFFと4WDが選べる。トランスミッションは、EとFが5MTまたは4AT、Gは4ATまたはCVT、XはCVTのみとなります。商用タイプの「アルトバンVP」は、FF車が5MT または4AT、4WD車には4ATのみが用意されます。

■パワートレイン改良で燃費をアップ

新型アルトに搭載されるのは、K6A型と呼ばれる660cc直列3気筒DOHC12バルブエンジン。可変バルブタイミング機構を採用し、最高出力は旧型アルトと同じ54ps/6500rpmですが、最大トルクは0.2kgmアップの6.4kgmで、従来よりも500rpm低い3500rpmで最大トルクを発生します。

オートマチックは3段からロックアップ機構付きの4段に多段化、また、上級グレードでは副変速機付CVTが組み合わされる。また、旧型に比べて約10kgの軽量化や空力性能の改善が図られました。

この結果、10・15モード燃費は20.0km/リッター(4AT/4WD)~24.5km/リッター(CVT/FF)を実現。乗用タイプの4AT仕様および4WDモデルの5MT仕様が平成22年度燃費基準+15%、残りすべてのモデルが+25%を達成し、平成17年排出ガス基準75%低減とあわせて、全車エコカー減税の対象になりました。。


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 三菱自動車は、新型コンパクトSUV“RVR”を来春発売すると発表しました。RVRは、2010年春国内市場から投入を開始し、世界展開を計画しています。

同社は10月の時点で、新型コンパクトSUVを2010年2月に投入することを明らかにしましたが、その車名がユーザーになじみのある“RVR”に決定したことがこのたび発表されました。

新型RVRは、新開発の1.8リットル「MIVEC」エンジンを搭載し、車両の全長は約4.3m。軽量コンパクトなボディサイズによる低燃費性能が特長で、優れたスペースユーティリティと高い走行性能を兼ね備えたコンパクトSUVとしています。

車名となったRVRは、初代モデルが1991年にデビューし、2代目モデルが2002年まで製造されていました。

新型RVRの投入により、三菱自動車のSUVラインアップは、パジェロ、アウトランダー、RVRとサイズの異なる3モデルが揃うことになります。

RVRは、2010年2月の国内販売を皮切りに、欧州、北米、中国などのアジア地域でも販売されることが予定されています。
このたび発売されたのは、HONDA(ホンダ)の英国工場で生産される「シビック タイプR ユーロ」。日本での販売は4年ぶりとなる、ハッチバックの高性能バージョンです。シビックタイプRの歴史を簡単に紐解くと、EK9型と呼ばれた初代は日本で生産されていたが、それに続くEP3型は生産が英国に移管され、我が国では逆輸入のかたちで販売されました。

その後、2007年に4ドアセダンのタイプRが登場。「羊の皮を被ったオオカミ」的な出で立ちが話題になったものの、ハッチバックのタイプRを求める声も根強く、2008年に11月にその復活がホンダから正式に発表されました。しかし世界的な不況の影響で一度は発売が延期され、その後、2009年8月にあらためて年内の発売がアナウンスされました。

このように複雑な経緯を持つシビック タイプR ユーロですが、クルマの狙いはいたって明快。すなわち「ファンな走りを追求したホットハッチ」です。

搭載エンジンは、2リッター自然吸気のDOHC i-VTECユニット。K20A型と呼ばれるこのエンジンは、NSX製法ヘッドポート処理、吸排気抵抗の低減、吸排気系やバルブタイミングの最適化などが施され、最高出力201ps/7800rpm、最大トルク19.7kgm/5600rpmを発生します。

エンジンのチューニングはセダン版タイプRのそれとは若干異なり、圧縮比が11.0と低めに設定される(セダンは11.7)。そのような違いから最高出力はセダンの225psには及ばありませんが、それでもリッター100psを達成しているのはタイプRならではです。ちなみに、燃費(10・15モード)も 11.6km/リッターとけっして悪くはありません。

トランスミッションは6段MTのみの設定で、ギア比はセダンとまったく同じです。

外装には空力性能を高める専用エアロパーツ(メッシュグリル、エアロガーニッシュ、カラードテールゲートスポイラーなど)が装着され、赤く塗られたタイプR専用のHondaバッジも備わります。

インテリアの専用装備は、アルミ製球形シフトノブ、高いホールド性を誇るHonda R specシート、メタル製スポーツペダル&フットレストなどを装備します。

ホンダ シビック タイプR ユーロの足まわりは、専用チューンを施したというサスペンションや225/40R18サイズの専用タイヤ、トルク感応型ヘリカルLSDなどが奢られる。 VSA(ABS+TCS+横滑り抑制)やEBD(電子制御制動力配分システム)、ブレーキアシストといった電子デバイスが標準で備わるあたりはセダンと共通です。

東京モーターショー2009でのトヨタの出展の目玉が、世界初公開のFT-86コンセプト。「ハチロク」と聞いてピンと来た人も多いはずですが、名車「AE86」のリバイバルと言われる小型FRスポーツクーペです。

AE86は83年発売のカローラレビン/スプリンタートレノ(直4、1.5/1.6L)の兄弟車。すでに小型乗用車はスペース効率のいいFF(前輪駆動)の時代になりつつあったが、あえてFR(後輪駆動)でトヨタが世に問い、本格派スポーツカーの入門車として当時の若者の人気を集めました。今では半ば伝説と化しているモデルです。

「かつてハチロクと呼ばれたクルマがありました。トヨタにはスープラやMR-Sというスポーツカーがあったが、みんな姿を消してしまいました。私も1ファンとして、さびしい限りだった」。豊田章男社長はそう話します。「若者のクルマ離れというが、メーカーこそクルマから離れていました。どんな時代であれ、クルマ本来の楽しさを追求するのがメーカーの使命。86コンセプトは乗るほどに、もっと走りたくなるクルマです」と話しました。

86コンセプトはもちろん、AE86と同一クラスとは言い難い。全幅は1760ミリと3ナンバーサイズに拡大し、エンジンも2Lの水平対向(自然吸気)を積みます。しかし、あえてFR+6速マニュアルのフロアシフトという、今や絶滅危惧種になった基本設計は、十分に「ハチロク復活」を印象づけます。トヨタは「クルマ本来の運転の楽しさ、意のままにあやつるエモーショナルなFRスポーツ」と位置づけています。

徹底した低重心化、軽量化、コンパクト化を追求し、ピュアなドライビングプレジャーの実現を謳います。「ドライバーが主役になれるクルマ」に仕立てあげ、クルマを操る楽しさと所有する喜びを提案する新世代のエンジンと空力性能に優れた軽量ボディで、高出力と高い環境性能の両立を謳います。


なお、トヨタは2011年末にスバルと共同開発の小型FRスポーツカーを発売すると公表しています。
富士重工業は、スバルR1シリーズに「Premium Black Limited」を本日設定し、11月21日より全国のスバル特約店を通じ発売します。

今回発売する「Premium Black Limited」は、「R」と「S」をベースに、内装にパールスエードと本革素材を組み合わせた専用シート表皮やステアリング、シフトレバーなどをブラック色で統一するとともに、アルミパッド付きスポーツペダルを装備するなど、上質感ある室内空間を演出しています。

NAモデルは環境対応普及促進税制に適合し、自動車取得税、重量税が70%低減されます。

フロスティパールでインストルメントパネルを加飾しています。ボディカラーは、「オブシディアンブラック・パール」ほか全3 色です。メーカー希望小売価格は、134万9250円(税込)~160万200円(税込)。

R1シリーズは、スタイリッシュなデザインと高い質感、優れた安全性能とパーソナルカーとしての合理的なパッケージングを特長とする軽乗用車です。

スバルは今後、軽自動車の開発からは撤退する計画ですが、R1のような車は作り続けて欲しい自動車ですね。


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